かぷら

まちをつなぐ、人をつなぐ、かずさを楽しむためのアンテナマガジン

あの人にあいたい

『粋で明るい木更津の花柳界を後世に伝える』

木更津花街連れづれ著者 野﨑清江

木更津花街連れづれ著者  野﨑清江他

前列左) 小染さん(鴨川芸妓組合 組合長)
前列中) 野﨑清江さん(著者)
前列右) 新春日みきさん(木更津芸寮組合 組合長)
後列左) 桜子さん(鴨川芸妓組合)
後列中) 石田日出夫さん(日東交通株式会社 常務取締役)
後列右) パーソナリティ 石村比呂美

 

 江戸時代から続く粋で明るい木更津の花柳界を後世に伝えようと、今年6月『木更津花街連れづれ』と題した冊子が発行されました。
 今回はその冊子の著者で、元芸者、長唄などの師匠・野﨑清江さん、木更津芸寮組合・新春日みきさん、鴨川芸妓組合・小染さんと桜子さん、元鴨川市副市長で日東交通・常務取締役の石田日出夫さんにご出演頂いた番組『あの人にあいたい』(10月9日放送)で対談したものを編集いたしました。

 

 

――冊子『木更津花街連れづれ』を出版したきっかけは?

《野﨑》出版を薦められて最初は迷いましたが、古い木更津を知る人がいなくなってきた事に気付き、故・薬丸先生からも貴重な写真など沢山頂いていたので、木更津にご奉仕する気持ちでまとめてみようと思い、書きました。

 

――タイトルの『花街』は「かがい」と読むのですね。

《野﨑》『はなまち』の方が語呂は良いのですが、今回は正式な読み方にしました。

 

――現在、木更津芸寮組合には何人の芸者が在籍していますか?

《新春日》登録しているのは11人。実際に活動しているのは9人で、置屋が4軒あります。

 

――最盛期の頃は?

《新春日》私達が出た昭和43年は置屋が55軒、芸者が118人でした。多い時は200人ほどの芸者がいました。

 

――鴨川芸妓組合の芸者は?

《小染》置屋が7軒、芸者が20名おります。観光地ですので一時期は沢山のお座敷がありましたが、今はかなり減っています。

 

――置屋とは?

《新春日》芸者が料理屋さんに上がるためには置屋に所属して見番に登録しなくてはいけない決まりがあります。置屋は芸者をまとめる個人事業所。置屋をまとめるのが見番です。

 

――芸者の仕事は?

《新春日》踊り・唄・三味線など日本の伝統芸能をしっかりお稽古して宴席を盛り上げる事です。
《桜子》この文化を後世に繋げたいので、お稽古もしっかりやって行きたいです。毎回髪を結って着物を着るとシャキッとします。
《野﨑》昔と違ってお稽古ができる環境が整っていないのが残念ですが、昔のように見番でお稽古が出来るようになれば…と思っています。伝統の継承とともに、芸者のマナーや振る舞いもしっかり伝えていきたいです。

 

――鴨川の芸者衆への支援はどの様な形で?

《石田》芸者衆の皆さんが色々な場所で元気に活躍していただくことが、地域が元気になるバロメーターの1つです。芸妓文化を続けることはお金がかかるので、観光地を元気にするために行政支援を致しました。また、地域の歴史文化の大きな情報発信もしていただけます。
  ぜひ、昼間の行事にも芸者衆の皆さんを呼んでいただきたいと思います。
《小染》鴨川は沢山の方が芸者を支援して下さっています。観光客など市外の方にも知ってもらいたいです。

 

――木更津ではどの様な取り組みをしていますか?

《新春日》木更津伝統伎芸を守る会(はなまちサポーターズ)では、三味線の修理や見番の整備をすすめたり、観光協会主催の花柳界体験ツアーなども実施しております。是非お越し下さい。

 

――皆さんに一言

《野﨑》冊子は花柳界の事だけでなく、昔の木更津について色々と載っています。沢山の方にご覧頂きたいです。

 

江戸時代から続く粋で明るい木更津の花柳界を後世に伝える冊子
『木更津花街連れづれ』

お問い合わせは、木更津商工会議所まで

 

 

To.Ko.To.Nかずさ 街角トーク 「あの人にあいたい」

上総地域で活躍されている市民や街の著名人、ボランティアグループ等各種団体の方々が出演、この地域を愛する皆さんを応援する対談コーナー。
毎週金曜日の朝9時(再放送は同日の夜7時)、かずさエフエム83.4MHzで放送中。